【イエベ・ブルベ別】夏に似合うヘアカラーはこれ！透明感UPで涼しげ美人

今年の夏は、透明感あふれる涼しげなヘアカラーで、憧れの旬顔を手に入れませんか？この記事では、あなたのパーソナルカラー（イエベ・ブルベ）に合わせた、夏にぴったりのヘアカラーを徹底解説します。イエベさんにはヘルシーな透明感カラー、ブルベさんには涼しげで上品なカラーを具体的にご紹介。さらに、せっかく染めたカラーを長持ちさせる秘訣や、美容室で理想の髪色をオーダーするコツまで、夏ヘアカラーのすべてがわかります。あなたに一番似合う色を見つけて、自信あふれる夏を迎えましょう！

1. 夏ヘアカラーで旬顔に！透明感UPの秘訣

うだるような暑さが続く日本の夏。ファッションやメイクを衣替えするように、ヘアカラーも夏仕様にチェンジして、軽やかで涼しげな印象を演出しませんか？ 夏の強い日差しに映えるヘアカラーは、あなたの魅力を最大限に引き出し、ワンランク上の旬顔を叶えてくれます。

特に夏に注目したいのが「透明感」です。重く見えがちな黒髪やダークトーンのヘアカラーも、透明感をプラスすることで、光を味方につけた涼しげな質感へと生まれ変わります。髪に透け感を持たせることで、顔色も明るく見え、抜け感のある洗練された印象に。まるで光を宿したかのような髪は、周囲の視線を引きつけ、夏のファッションをより一層楽しませてくれるでしょう。

この章では、なぜ夏に透明感のあるヘアカラーがおすすめなのか、そしてどのようにしてその憧れの透明感を手に入れることができるのか、その秘訣を詳しくご紹介します。次の章でご紹介するパーソナルカラー診断と合わせて、あなたにぴったりの夏ヘアカラーを見つけて、最高の夏を迎えましょう。

2. あなたはイエベ？ブルベ？簡単セルフチェックでパーソナルカラー診断

夏のヘアカラーを選ぶ際、自分の肌や瞳の色に調和する「パーソナルカラー」を知ることは、失敗しない色選びの重要なカギとなります。パーソナルカラーとは、生まれ持った肌、髪、瞳の色などから判断される、あなたに一番似合う色のグループのこと。自分のパーソナルカラーを知ることで、肌の透明感がアップしたり、顔色が良く見えたりと、嬉しい効果がたくさんあります。

ここでは、ご自宅で簡単にできるセルフチェックで、ご自身のパーソナルカラーが「イエローベース（イエベ）」と「ブルーベース（ブルベ）」のどちらに属するかを診断する方法をご紹介します。この診断結果を参考に、この夏最高のヘアカラーを見つけましょう。

2.1 イエローベースの特徴と似合う色の傾向

イエローベース（イエベ）の方は、肌に黄みがかった色味を持つのが特徴です。健康的で温かみのある印象を与えます。以下にイエベさんの主な特徴と、似合う色の傾向をまとめました。

【イエローベースの特徴】

• 肌の色：黄みがかったオークル系の肌色で、健康的な印象。日に焼けると小麦色になりやすい傾向があります。
• 瞳の色：黄みがかった茶色、ライトブラウン、こげ茶など、温かみのある色味の瞳。
• 地毛の色：黄みがかった茶色、こげ茶、または柔らかい印象の黒髪。
• 手首の血管：手首の内側を見ると、血管が緑っぽく見えることが多いです。
• 似合うアクセサリー：ゴールドやブロンズなど、黄みがかった金属が肌によく馴染みます。
• 血色感：オレンジやコーラル系のリップやチークが自然に馴染み、血色良く見えます。

【イエローベースに似合う色の傾向】

イエローベースの方には、黄みを帯びた暖かみのある「ウォームカラー」が特に似合います。例えば、ベージュ、ブラウン、オレンジ、カーキ、ゴールド、コーラルピンクなどが挙げられます。これらの色は肌馴染みが良く、肌の透明感や血色感を自然に引き出し、健康的で明るい印象を与えてくれます。

2.2 ブルーベースの特徴と似合う色の傾向

ブルーベース（ブルベ）の方は、肌に青みがかった色味を持つのが特徴です。涼しげで上品な印象を与えます。以下にブルベさんの主な特徴と、似合う色の傾向をまとめました。

【ブルーベースの特徴】

• 肌の色：青みがかったピンク系の肌色、または透明感のある色白肌。日に焼けると赤くなりやすい、またはあまり焼けない傾向があります。
• 瞳の色：黒、赤みがかった茶色、グレーなど、クールで涼しげな印象の瞳。
• 地毛の色：ツヤのある黒、赤みがかった黒など、しっかりとした印象の黒髪。
• 手首の血管：手首の内側を見ると、血管が青っぽく見えることが多いです。
• 似合うアクセサリー：シルバーやプラチナ、ホワイトゴールドなど、青みがかった金属が肌の透明感を引き立てます。
• 血色感：青みピンクやローズ系のリップやチークが肌に映え、洗練された印象になります。

【ブルーベースに似合う色の傾向】

ブルーベースの方には、青みを帯びた涼しげな「クールカラー」が特に似合います。例えば、ネイビー、グレー、ブルー、パープル、シルバー、モノトーン、青みピンクなどが挙げられます。これらの色は肌の透明感を最大限に引き出し、洗練されたクールビューティーな印象を与えてくれます。

ご自身のパーソナルカラーをより正確に知るために、以下のセルフチェック項目を確認してみましょう。

項目	イエローベース（イエベ）の傾向	ブルーベース（ブルベ）の傾向
肌の色	黄みがかったオークル系、健康的な肌色	青みがかったピンク系、色白、透明感のある肌色
日焼けの仕方	小麦色になりやすい、またはすぐに焼ける	赤くなりやすい、またはあまり焼けない
手首の血管	緑っぽく見える	青っぽく見える
瞳の色	黄みがかった茶色、ライトブラウン、こげ茶	黒、赤みがかった茶色、グレー、涼しげな印象
地毛の色	黄みがかった茶色、こげ茶、柔らかい印象	黒、赤みがかった黒、しっかりとした印象
似合うアクセサリー	ゴールド系、ブロンズ系	シルバー系、プラチナ系、ホワイトゴールド系
似合うリップ・チーク	オレンジ系、コーラル系、ブラウン系	青みピンク系、ローズ系、ベリー系、ラベンダー系

上記のチェック項目で、より多く当てはまる方があなたのパーソナルカラーの傾向です。イエベの方は温かみのある色、ブルベの方は涼しげな色を選ぶことで、肌の透明感や血色感が格段にアップし、夏ヘアカラーがさらに魅力的に映えるでしょう。

3. 【イエベさん向け】夏に輝くおすすめヘアカラー

暖かみのある肌色を持つイエローベース（イエベ）の方にこそ試してほしい、夏にぴったりのヘアカラーをご紹介します。イエベ肌の魅力を最大限に引き出し、透明感と血色感を同時に叶えるカラーで、夏の太陽の下でもひときわ輝く旬顔を手に入れましょう。

3.1 ヘルシーな透明感！シアーオレンジベージュ

イエベさんの肌に自然になじみ、健康的な血色感を与えてくれるのが「シアーオレンジベージュ」です。オレンジの暖かみとベージュの柔らかさが絶妙に融合し、まるで陽光を浴びたようなヘルシーな透明感を演出します。特にイエベ春の方には、明るくフレッシュな印象を、イエベ秋の方には、深みと落ち着きのある華やかさを与えてくれます。

項目	詳細
似合うイエベタイプ	イエベ春、イエベ秋
おすすめトーン	8～10トーン（明るめ）
ブリーチの有無	ブリーチなしでも発色しますが、よりクリアな発色を求める場合はブリーチ1回がおすすめです。
特徴	肌なじみが良く、顔色を明るく見せる効果があります。光に当たると透けるような質感で、夏らしい軽やかさを演出します。

夏の強い日差しにも映えるシアーオレンジベージュは、カジュアルなファッションにも、リゾートスタイルにも相性抜群。ふんわりとした巻き髪や、ウェットな質感のスタイリングで、さらにこなれ感をアップさせることができます。

3.2 ツヤ感UP！ハニーブラウンの夏ヘアカラー

イエベさん全般に幅広く似合う万能カラーが「ハニーブラウン」です。その名の通り、ハチミツのような温かみとツヤ感が特徴で、髪に自然な光沢を与え、上品で洗練された印象をもたらします。落ち着いたトーンでありながら、光が当たるとほんのりとした黄みがかったブラウンが輝き、夏のカジュアルスタイルにもオフィススタイルにも馴染みます。

項目	詳細
似合うイエベタイプ	イエベ春、イエベ秋（全般的に似合います）
おすすめトーン	6～8トーン（落ち着いたトーンからやや明るめまで）
ブリーチの有無	基本的にブリーチなしで美しいツヤと発色を楽しめます。
特徴	髪を健康的に見せ、パサつきが気になる夏でもツヤ感をキープしやすいカラーです。ナチュラルでありながら垢抜けた印象を与えます。

ハニーブラウンは、初めてのヘアカラーや、派手すぎる色に抵抗がある方にもおすすめです。髪が伸びてきても根元が目立ちにくく、お手入れがしやすいのも嬉しいポイント。夏のヘアアレンジにも映える、しっとりとしたツヤ髪を叶えてくれます。

3.3 カジュアルに決まる！オリーブグレージュ

赤みを抑えたいイエベさんに特におすすめなのが「オリーブグレージュ」です。グリーン系のオリーブとグレーがかったベージュを組み合わせることで、透明感と抜け感を両立した、こなれた外国人風の髪色に仕上がります。特にイエベ秋の方には、肌のトーンアップ効果と、落ち着いた大人の魅力を引き出す効果が期待できます。

項目	詳細
似合うイエベタイプ	イエベ秋（特に相性が良い）、イエベ春
おすすめトーン	7～9トーン（落ち着いたトーンからやや明るめ）
ブリーチの有無	ブリーチなしでもくすみ感と透明感が出ますが、よりはっきりとした色味や外国人風の質感を求める場合はブリーチ1回がおすすめです。
特徴	髪の赤みを打ち消し、透明感と柔らかな質感を演出します。カジュアルなファッションとの相性が抜群で、夏のラフなスタイルにぴったりです。

オリーブグレージュは、夏の紫外線による髪の赤みや黄ばみが気になる方にも効果的です。光の当たり方によって表情を変える繊細な色味は、周りと差をつけたい方にもぴったり。セミウェットなスタイリングや、ゆるめのウェーブで、さらにアンニュイな雰囲気を楽しめます。

3.4 トレンド感満載！ウォームピンク

夏にこそ挑戦したいトレンドカラーとして注目されているのが「ウォームピンク」です。イエベさんの肌に合う暖かみのあるピンクで、肌の血色感を高め、顔色をパッと明るく見せてくれる効果があります。可愛らしさだけでなく、どこか洗練された印象を与え、夏のファッションに華やかさをプラスします。

項目	詳細
似合うイエベタイプ	イエベ春、イエベ秋
おすすめトーン	8～12トーン（明るめ～高明度）
ブリーチの有無	ブリーチなしでもほんのりとしたピンク感を楽しめますが、鮮やかな発色や透明感を求める場合はブリーチ1～2回がおすすめです。
特徴	肌なじみの良いコーラル系やピーチ系のピンクがイエベ肌にぴったり。顔周りを明るく見せ、夏らしい遊び心とトレンド感を演出します。

ウォームピンクは、夏のイベントやフェスなど、特別なシーンで個性を光らせたい時にも最適です。ストレートヘアでツヤ感を強調したり、ハーフアップでさりげなく色味を見せたりと、様々なスタイリングで楽しめます。メイクもピンク系やオレンジ系で統一すると、より統一感のある旬顔に仕上がります。

4. 【ブルベさん向け】夏に映える涼しげヘアカラー

夏のヘアカラー選びで、ブルベさん（ブルーベース）に特におすすめなのは、肌の透明感を引き出し、涼しげな印象を与える寒色系や青みのある色味です。ブルベさんの肌は青みがかっており、クールなトーンの色がとてもよく似合います。夏の日差しに映えるだけでなく、肌をワントーン明るく見せ、洗練された雰囲気を演出してくれるでしょう。

ここでは、ブルベさんにぴったりの夏ヘアカラーを具体的にご紹介します。それぞれのカラーが持つ特徴と、どのようにブルベさんの魅力を引き出すのかを詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

4.1 上品な透明感！ラベンダーアッシュ

ラベンダーアッシュは、ラベンダーの持つ優雅なパープルと、アッシュの持つくすみ感が絶妙に融合したヘアカラーです。ブルベさんの肌に透明感を与え、上品で涼しげな印象を演出します。

このカラーは、髪の黄みを打ち消す効果があるため、色落ちしても綺麗な状態を保ちやすいのが特徴です。光に当たるとほんのりとラベンダーが輝き、まるで外国人風のような透明感を演出します。オフィスでも浮かない落ち着いたトーンから、より個性を際立たせる明るめのトーンまで、幅広く楽しむことができます。

特に、ブルベ夏（サマー）の方は、肌の透明感がより一層際立ち、柔らかな雰囲気に。ブルベ冬（ウィンター）の方は、クールな印象に華やかさが加わり、洗練された美しさを引き出します。夏の強い日差しの中でも、髪にツヤと潤いがあるように見せ、軽やかで涼しげなスタイルを叶えてくれるでしょう。

4.2 クールビューティー！ブルージュの夏ヘアカラー

ブルージュは、ブルーとベージュを組み合わせた、透明感と抜け感を両立させたヘアカラーです。青みがかった色味はブルベさんの肌と非常に相性が良く、肌の赤みを抑え、ワントーン明るく見せる効果が期待できます。

特に、夏の日差しを浴びた時に、光を吸い込むような透明感と、どこかミステリアスなクールな印象を与えます。重たくなりがちな暗めのトーンでも、ブルージュ特有の透明感のおかげで、軽やかで涼しげな仕上がりになります。オフィスシーンでも好印象を与える落ち着きがありながら、さりげないおしゃれ感を演出できるのが魅力です。

色落ちの過程も、黄みが出にくく、アッシュ系の綺麗なベージュに変化していくため、長く楽しめるカラーとしても人気です。ブルベ冬（ウィンター）の方は、よりシャープで知的な印象に。ブルベ夏（サマー）の方は、柔らかさの中にクールな要素が加わり、洗練された雰囲気を楽しめます。

4.3 抜け感たっぷり！グレージュ

グレージュは、グレーとベージュを組み合わせた、透明感と柔らかさを兼ね備えた万能ヘアカラーです。ブルベさんの肌に自然になじみ、肌のトーンを均一に見せ、洗練された抜け感を演出します。

特に、夏は軽やかな印象が求められるため、グレージュの持つ透けるような質感は最適です。暗めのトーンでも光に当たると透け感が出て、重たさを感じさせません。ブリーチの有無やベースの髪色によって、様々なニュアンスを楽しむことができます。例えば、アッシュグレージュはクールな印象に、ミルクティーグレージュはより柔らかく優しい印象になります。

ブルベ夏（サマー）の方は、肌の透明感と柔らかさが引き立ち、ナチュラルながらも垢抜けた印象に。ブルベ冬（ウィンター）の方は、クールな肌に柔らかな質感が加わり、洗練された大人の雰囲気を演出します。色落ちしても黄みが出にくく、綺麗なアッシュ系の色味が残るため、長く楽しみたい方にもおすすめです。

4.4 洗練された印象に！ベリーピンク

ベリーピンクは、青みがかった深みのあるピンクで、ブルベさんの肌をより一層美しく見せるヘアカラーです。一般的なピンクよりもクールな印象で、肌の透明感を引き出し、血色感を良く見せる効果があります。

夏の強い日差しの中でも、ベリーピンクは華やかでありながらも落ち着いた印象を与え、大人の女性にぴったりの洗練されたスタイルを叶えます。派手になりすぎず、上品な可愛らしさを表現できるのが魅力です。光の当たり方によって、パープルやレッドの色味が顔を出し、様々な表情を見せてくれます。

ブルベ冬（ウィンター）の方は、そのクールな肌にベリーピンクの鮮やかさが加わり、非常にドラマティックで魅力的な印象に。ブルベ夏（サマー）の方は、柔らかな雰囲気に適度な華やかさが加わり、顔色を明るく見せてくれます。色落ちの過程も、黄みが出にくく、綺麗なラベンダー系の色味に変化していくため、長くカラーを楽しめるでしょう。

5. 夏のヘアカラーを長持ちさせる秘訣とダメージケア

せっかく染めた夏のヘアカラーは、できるだけ長く美しく保ちたいものです。しかし、夏の強い日差しやレジャーは、髪に大きな負担をかけ、色落ちやダメージの原因になりがちです。ここでは、夏のヘアカラーを長持ちさせ、髪の健康を守るための効果的なケア方法をご紹介します。

5.1 紫外線から髪を守る対策

夏の紫外線は、肌だけでなく髪にも深刻なダメージを与えます。髪が紫外線を浴びると、カラーの色素が分解されやすくなり、退色を早めるだけでなく、キューティクルが傷つき、乾燥やパサつきを引き起こします。夏のヘアカラーを長持ちさせるためには、紫外線から髪を徹底的に守ることが不可欠です。

5.1.1 UVカットスプレーやオイルを活用する

外出前には、髪用のUVカットスプレーやオイルを塗布しましょう。これらの製品は、髪の表面に保護膜を作り、紫外線から髪を守る効果があります。特に、毛先や髪の表面など、紫外線が当たりやすい部分には念入りにつけるのがポイントです。

5.1.2 帽子や日傘で物理的に遮断する

最もシンプルで効果的な対策は、帽子や日傘で物理的に紫外線を遮断することです。長時間屋外で過ごす際や、日差しが強い時間帯には積極的に活用しましょう。おしゃれな帽子を選べば、ファッションアイテムとしても楽しめます。

5.1.3 洗い流さないトリートメントで保湿・保護

紫外線によって乾燥しがちな髪には、保湿成分が配合された洗い流さないトリートメントが効果的です。髪の内部に潤いを閉じ込め、外部の刺激から髪を守ることで、色持ちの良さにも繋がります。UVカット効果を兼ね備えた製品を選ぶと、さらに効果的です。

5.1.4 海水やプールの塩素から髪を守る

海やプールでのレジャーも、夏のヘアカラーにとっては大敵です。海水やプールの塩素は、髪のキューティクルを開かせ、色素が流出しやすくなる原因となります。入る前に髪を軽く濡らし、洗い流さないトリートメントをつけてから入ると、髪へのダメージを軽減できます。また、上がったらすぐに真水で洗い流し、優しくシャンプーすることをおすすめします。

5.2 カラーシャンプー・トリートメントの選び方

ヘアカラーの色持ちを左右する重要なアイテムが、毎日のシャンプーとトリートメントです。夏のヘアカラーの色を長持ちさせるためには、カラーケアに特化した製品を選ぶことが重要です。

5.2.1 カラーシャンプーの選び方と効果

カラーシャンプーは、色落ちを穏やかにし、髪に色素を補充することでカラーを長持ちさせる効果があります。特に、ブリーチをしている場合や、アッシュ、ピンク、ラベンダーなどの繊細な色味を入れている場合に効果を発揮します。自分のヘアカラーの色味に合わせて選びましょう。

種類	主な効果	おすすめの髪色
紫シャンプー	ブリーチ後の黄ばみを抑え、アッシュ系やハイトーンカラーの色持ちをサポート	アッシュ、グレージュ、ミルクティーベージュ、ハイトーン全般
ピンクシャンプー	ピンクやレッド系の暖色カラーの色持ちを良くし、ツヤを与える	ピンク、レッド、バイオレット、カシス
シルバーシャンプー	アッシュやグレージュなどの寒色系カラーのくすみを保ち、色落ちによるオレンジ味を抑える	アッシュ、グレージュ、ブルージュ、マット

5.2.2 カラートリートメントの選び方と効果

カラートリートメントは、シャンプーと同様に色素を補給しながら、髪のダメージを補修し、潤いを与える効果があります。週に1～2回のスペシャルケアとして取り入れることで、より色持ちを良くし、髪のツヤ感を維持できます。

5.2.3 成分に注目した選び方

カラーケア製品を選ぶ際は、洗浄成分や保湿・補修成分にも注目しましょう。アミノ酸系の洗浄成分は、髪や頭皮に優しく、色落ちを抑える効果が期待できます。また、ヒアルロン酸、コラーゲン、ケラチン、セラミドなどの保湿・補修成分が配合されているものは、カラーによるダメージをケアし、髪を健やかに保ちます。

シャンプー後は、髪を優しく洗い、熱すぎないぬるま湯でしっかりとすすぐことも、色持ちを良くするための大切なポイントです。

5.3 ドライヤーやヘアアイロンの注意点

熱によるダメージは、ヘアカラーの色落ちを早めるだけでなく、髪のパサつきや切れ毛の原因にもなります。ドライヤーやヘアアイロンを正しく使うことで、熱ダメージを最小限に抑え、美しいヘアカラーを長持ちさせることができます。

5.3.1 ドライヤーの正しい使い方

シャンプー後は、まずタオルで髪の水分をしっかりと吸い取りましょう。ゴシゴシ擦るのではなく、優しくポンポンと叩くように水分を拭き取ることが大切です。その後、ドライヤーで髪を乾かしますが、以下の点に注意してください。

• 根元から乾かす： 髪の根元は乾きにくく、生乾きのままだと雑菌が繁殖しやすいため、まずは根元から乾かし始めましょう。
• 熱を一点に集中させない： ドライヤーを常に動かし、熱が同じ場所に集中しないようにします。髪から15～20cm程度離して使うのが目安です。
• 温風と冷風を使い分ける： 8割ほど乾いたら冷風に切り替え、キューティクルを引き締めましょう。冷風で仕上げることで、髪にツヤが出て色持ちも良くなります。
• 洗い流さないトリートメントの活用： ドライヤーの熱から髪を守るヒートプロテクト効果のある洗い流さないトリートメントを、乾かす前に塗布すると良いでしょう。

5.3.2 ヘアアイロン使用時の注意点

ヘアアイロンも、使い方を誤ると髪に大きな負担をかけます。以下のポイントを守りましょう。

• 完全に乾いた髪に使う： 髪が濡れた状態でヘアアイロンを使うと、水蒸気爆発を起こし、髪に深刻なダメージを与えます。必ず完全に乾いた髪に使用してください。
• 適正温度を設定する： 高温すぎると髪への負担が大きくなります。髪質やダメージレベルに合わせて、150～180℃程度の適正温度に設定しましょう。
• 同じ場所に長く当てない： アイロンを滑らせるように使い、同じ場所に長時間当て続けないようにします。
• ヒートプロテクトスプレーの使用： ヘアアイロンを使う前には、必ずヒートプロテクト効果のあるスプレーやオイルを塗布し、熱から髪を保護しましょう。

6. 美容室で失敗しない！夏ヘアカラーのオーダー術

夏のヘアカラーで失敗しないためには、美容師さんとのスムーズなコミュニケーションが不可欠です。理想のイメージを正確に伝え、あなたの髪質や状態に合った提案を引き出すためのオーダー術を身につけましょう。憧れの涼しげヘアカラーを確実に手に入れるためのポイントを詳しく解説します。

6.1 写真を見せるのが一番の近道

「透明感のあるアッシュにしたい」「涼しげな感じに」といった抽象的な言葉だけでは、美容師さんとイメージを共有するのは難しい場合があります。そこで最も効果的なのが、希望のヘアカラーの写真を複数枚見せることです。SNS（InstagramやPinterestなど）で好みの色味やスタイルを見つけたり、雑誌の切り抜きを持参したりしましょう。

写真を選ぶ際は、以下の点に注意するとより正確に伝わります。

• 様々な角度からの写真：正面だけでなく、横や後ろからの写真もあると、全体の印象が伝わりやすくなります。
• 自然光の下での写真：照明によって色の見え方が変わるため、自然光で撮影された写真がおすすめです。
• 加工が少ない写真：過度なフィルターや加工が施された写真は、実際の色味と異なる場合があるため注意が必要です。
• 複数の候補：完全に同じでなくても、「この色とこの色の間くらい」といった伝え方もできます。

また、「これは避けたい」というNGイメージの写真を見せることも、失敗を防ぐ上で非常に有効です。具体的に「こんな色にはしたくない」「こういう雰囲気は苦手」と伝えることで、美容師さんも提案の方向性を絞りやすくなります。

6.2 なりたいイメージを具体的に伝えるコツ

写真に加えて、言葉でイメージを具体的に伝えることも重要です。抽象的な表現を具体的な要素に分解して伝えることで、美容師さんもあなたの理想をより深く理解できます。

抽象的な表現	具体的に伝えるポイント
「透明感がほしい」	「光に透けるような軽やかさがほしい」「重たく見えないようにしたい」「地毛の色と馴染むけど、光に当たるとわかるような透明感がほしい」など、どのような透明感を求めているのかを伝えます。
「涼しげな印象にしたい」	「夏らしい爽やかさがほしい」「クールな印象に見せたい」「赤みを抑えて、アッシュやグレージュ系の色で涼しげにしたい」など、具体的な色味や質感の希望を伝えます。
「大人っぽくしたい」	「落ち着いたトーンで上品に見せたい」「ツヤ感を重視したい」「派手すぎず、洗練された印象にしたい」など、目指す大人の雰囲気を説明します。
「〇〇さんのように」	特定の芸能人やモデルの名前を挙げる際は、「髪型ではなく、この人の髪色や雰囲気に近づけたい」と補足すると、誤解なく伝わります。

さらに、普段のファッションやメイク、ライフスタイルについても伝えると、よりあなたに似合うヘアカラーの提案につながります。例えば、「普段はカジュアルな服が多い」「オフィスでも浮かない色がいい」「あまり頻繁に美容室に行けないから、色持ちが良い方がいい」といった情報も共有しましょう。

6.3 ブリーチの有無やトーンの相談

希望のヘアカラーによっては、ブリーチが必要になる場合があります。ブリーチは髪のメラニン色素を分解して明るくする施術で、透明感のあるアッシュ系や高彩度のピンク、ブルーなど、元の髪色では出せない鮮やかな色味を表現する際に用いられます。

美容師さんには、以下の点を正直に伝え、相談することが重要です。

• ブリーチの経験：過去にブリーチをしたことがあるか、いつ頃したか。
• パーマや縮毛矯正の履歴：ブリーチとパーマ・縮毛矯正は髪への負担が大きいため、必ず伝えてください。
• 黒染めや白髪染めの履歴：過去に黒染めや白髪染めをしていると、ブリーチしても希望の色が出にくい場合があります。
• 髪のダメージへの許容度：ブリーチは髪に負担をかけるため、ダメージをどこまで許容できるかを伝えます。

また、「トーン」とは髪の明るさの段階を指し、数字が大きいほど明るくなります。希望のトーンを伝える際は、美容室に置いてあるカラーチャート（色見本）を見ながら、「このくらいの明るさにしたい」と具体的に指し示すと良いでしょう。

相談すべき内容	伝えるポイント
ブリーチの必要性	希望の色を出すためにブリーチが必要か、必要なら何回必要かを確認します。ブリーチなしで出せる範囲の色も提案してもらいましょう。
トーン（明るさ）	「〇トーンくらいの明るさにしたい」と具体的な数字を伝えるか、カラーチャートで指し示します。暗めの色でも透明感は出せるため、オフィスなどでの制約がある場合は相談しましょう。
色持ちとダメージ	希望の色がどのくらい色持ちするか、どの程度のダメージが予想されるかを確認します。色持ちを良くするためのケア方法や、ダメージを最小限に抑えるための施術（ケアブリーチなど）についても相談しましょう。
予算	ブリーチやダブルカラーなど、追加料金が発生する施術もあるため、予算を事前に伝えておくことも大切です。

美容師さんは髪のプロフェッショナルです。あなたの希望と髪の状態を考慮し、最適な提案をしてくれます。疑問に思ったことや不安なことは遠慮なく質問し、納得いくまで相談することで、夏のヘアカラーを最高の仕上がりにすることができます。

7. まとめ

夏は、ヘアカラーで印象を大きく変え、透明感あふれる旬顔を手に入れる絶好のチャンスです。
イエベ・ブルベそれぞれのパーソナルカラーに合わせた色を選ぶことで、肌がより一層きれいに見え、涼しげで洗練された印象を与えられます。
この記事でご紹介したおすすめカラーを参考に、あなたにぴったりの夏ヘアカラーを見つけてください。
美しい髪色を長く楽しむためのケア方法や、美容室でのオーダー術も活用し、この夏、最高の自分を演出しましょう。